· 

着任して13年が経ちました。-自己紹介に代えて-

着任して13年が経ちました。-自己紹介に代えて-

大学事務局次長 大久保正明

私は今から13年前の2011(平成23)年に社会人枠で大阪府立大学事務局に採用されました。それまで大阪府内の私学法人(幼稚園から大学院まで設置)に23年間勤務し、大学入試・広報や学生支援業務などに従事してきました。

前職退職間際の3月11日に東日本大震災が発生し、その対応と卒業式・入学式の準備等に追われながら31日の最終勤務日もしっかり残業し、その10時間後には新天地である府大に出勤するというバタバタした年度替わりでした。

当時大阪には50余りの大学がありましたが、受験生だけでなく大学人にとっても憧れの存在である府大(市大も同様)に勤務できることは大きな喜びと誇りであり、初出勤の日、中百舌鳥駅からの道中「西高野街道」を希望と期待を胸に意気揚々として歩いた記憶が鮮明によみがえります。

ちょうど橋下府知事が都構想を掲げて「大阪維新の会」を立ち上げた時期で、現行7学部を4学域に改編し、併せて教職員を大幅削減することも盛り込んだ府大の改革案も検討が進んでおり、大きな変化の中での着任でした。事務職員については、大阪府庁からの派遣職員を漸減させ、法人(プロパー)職員に入れ替える作業が進んでおり、この流れのなかで私と同様に外部からの人材も多数採用されました。

配属先は経済学部・現代システム科学域支援室という中百舌鳥キャンパスの中央部に位置する比較的小さな部署でした。20年以上にわたる前職私学での経験を評価され即戦力として採用された(ものと勝手に思い込んでいた)身としては、配属直後からトップギアで頑張ろうと意気込んだものの、全くの空回り、役立たずの時間だけが悲しく過ぎていきました。その時考えたこと、それは過去の経験や知識はそっとしまい、「郷に入れば郷に従え」の気持ちで周囲から学び吸収することに専念しようということでした。おかげさまでよき教員、職員仲間に恵まれて、何とか今日まで歩んでくることができました。

外部から来た私が最初に府大の凄さを痛感したエピソードがあります。その時の感動を府大の2014年発行のFD冊子のコラムに載せたことを思い出しましたのでご紹介しておきます。

 

『大阪府立大学高等教育開発センターニュース FORUM 24号コラム 教育推進課長 大久保正明

「(前略)平成23年に大阪府立大学に着任した直後のある日、200名収容の大教室の前を通った時のこと、受講生が私語や居眠りもせず授業に集中する驚きの光景に遭遇した。厳しい受験を経て入学した学生が整然と受講する姿を目にした時、私学時代の苦労を思い出しながら、大学人として素直に喜びを感じたのである。(後略)」』

 

ご縁があり、校友会の皆様ともたくさんの繋がりができました。市大・府大の学生はあと数年でいなくなることは寂しい限りですが、両大学の卒業生各位が長きにわたり積み重ねてこられた輝かしい実績と歴史を礎として今があることを決して忘れずに、これからも業務に邁進していきたいと思います。

諏訪大社下社春宮境内
諏訪大社下社春宮御朱印

趣味の御朱印収集(2018年9月9日 長野県 諏訪大社下社春宮)