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同期会同窓会活動活性化に向けた新しい取り組み

同窓会活動活性化に向けた新しい取り組み

理学部同窓会会長 畑  徹

一昨年から理学部同窓会会長を務めさせていただいている畑です。まず、簡単に自己紹介をさせていただきます。私は、1976年に大阪市立大学大学院理学研究科の博士課程に入学しました。博士号取得に6年半かかった後、助手に採用され2015年3月に定年退職しました。実は、大学院博士課程は中退で卒業はしていません。理学部の同窓会は卒業していなくても在学経験があれば同窓会員と認める、また教員も同窓会員とみなすというように規約を改正したおかげで、同窓会の役をやり始め、つい最近会長をやることになった次第です。

現在、中学、高校、大学と何年か毎の同窓会への参加するようになっていますが、若いころは完全に無視していました。というのも年寄りの集まりに思えて参加しにくいなと思っていたからです。しかし、50歳を超えてからは、やはり今の自分があるのは、それまでの学校のおかげだと思うようになりできるだけ参加するように変わりました。

同窓会長をやって思うことは、同窓会は官公庁、企業での学閥形成に重要な役割を果たしてきたということです。ただ、理学部は学生数も少ないことと学問の性質上ほとんど学閥形成には役立っていません。そのためか、同窓会活動は極めて貧弱です。ただ、大阪公立大学となり、学生数も2倍近くなり、同窓会の活動資金も大幅にアップしました。そこで、現在の同窓会活動としては同窓会員の集まりを増やし、人的交流を活発にすることに力点を置くことにしました。幸い、現在でも小規模の同窓生の集まりは数多く行われていると聞いていますので、昨年度から、HPへの記事の掲載を条件に、5人以上の同窓生の集まりに支援する方針を決定しました。詳細はホームページのトップから見ることができますので、理学部の同窓生はぜひ活用してください。すでに、いくつかのグループがこの制度を利用してHPにその記事が掲載されています。同窓会に限らず人的交流は、人間が社会的活動をするうえで不可欠であることが、この間のコロナ禍で非常に鮮明に浮かび上がりました。数年後には、いろんな面白い集まりや、取り組みがHPに紹介されて来ると期待しています。